ご挨拶

日本根付研究会は間もなく五十周年を迎えます。約百二十人の会員を擁し、年二回の発行される会報「雫」には熱心な海外の会員からも寄稿があります。三か月ごと年四回の例会では根付の鑑賞と講演を楽しんでいます。

根付は日本文化を凝縮したもので、その意匠は森羅万象あらゆる形状の根付があります。

根付は美術館や博物館のガラス越しで観るだけのものではありません。実際に掌にのせてあらゆる角度から眺めて鑑賞する美術工芸品です。

「根付は遊びの世界。一人で楽しんでは申し訳ない。皆で楽しもう。」

日本根付研究会会長

嶌谷 洋一